4月末からの大雨により、広範囲に甚大な被害の遭った、ブラジル南部の洪水。
当HPでも何度か触れてきましたが、あれから3か月、現在の様子はというと、、、
ポルトアレグレの街中はほぼ通常の生活に戻れているそうです。
ちょうど「あいたか日記」でメンバーの貴子が載せているので参考にしてみてください。
今回の初めてともいえるブラジル南部地域での大洪水でしたが、
悪いことばかりではなく、ブラジル人の優しさや思いやりの国民性が大いに発揮され、
人々の助け合いの精神(現地メンバーは「他助協力」(他人を助け合う精神)と表しています)に
感激する場面も多々あるそうです。
さらに驚いたのは、毎年11月に行われている「にほんまつり」を今年も開催する方向で
動き始めたとのこと!もちろん、例年のような大規模(総動員数平均3万人)な内容は
無理ですが、「復興の希望になるから」との理由で前向きに捉えているそうです。
日本なら「こんな時にまつりなんて、、、」「被害者に悪いから自粛しなければ、、、」と
なりがちなところが、国民性の違いですね。
どちらも善し悪しがあり比較するものでもありません。ただ今言えることは
「私も応援に行きたい!手伝いたい!!」。
二宮町の生徒さんから預かったお手紙も直接届けたいし、まつりや復興のお手伝いがしたい!
と切望しても、肝心の地元の空港が水没し、年内いっぱいはかさ上げの工事で閉鎖とのこと。
隣町の軍の設備を利用し一日30便ほどの民間機の運航はあるそうですが、
チケットを取るのも難しく今は断念せざるを得ません。
せめて遠く日本から地道に情報を伝えブラジルを正しく理解してもらう努力をしようと思います。。。
↓南伯援護協会前。この建物の一階が全滅。真ん中に見えるバスがリオグランデドスル州内の日系人1世の人達の健康管理のために行っている「巡回診療」用に、日本の企業から寄贈された大型バス。中に
診察用の器具も多く乗っていましたが残念ながら完全に水没してバスごと使用不可に。日常は戻ってきつつあるものの、まだまだ完全復旧には時間もお金も掛かります。